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皆さんこんにちは!
株式会社大伸工業、更新担当の中西です。
一言に“土木工事”といっても、その中にはいろんな分野・技術があるんです。今回は、代表的な4つの工種について、それぞれの特徴と社会的な意義をわかりやすくご紹介します🙌
🛣️ 1. 道路工事 – すべての移動の基本!
道路工事は、私たちが毎日使っている道路を整備・保守する工事です。
新しい道路の建設はもちろん、老朽化した舗装の補修や、排水機能の改善、歩道・ガードレールの設置なども含まれます🚶♀️🚗
舗装工事では、アスファルトやコンクリートを使って、耐久性・滑りにくさを確保。
排水対策も重要!雨水が溜まらないように、道路脇に側溝などを設けて、安全な走行環境を維持します。
また、信号機や標識の設置なども、交通インフラを構成する大切な要素なんです✨
🌉 2. 橋梁工事 – 街と街、人と人をつなぐ架け橋
川や谷などの障害物を越えて、人や車が行き来できるようにするのが橋梁工事です。
鋼橋、鉄筋コンクリート橋、アーチ橋など、橋の形や材料もさまざま!
建設だけでなく、メンテナンス工事(補強や塗装、ひび割れ補修など)も超重要💡
橋は構造的にもデリケートで、風や振動、荷重などへの対策も必要です。長年安全に使うためには、高度な設計と施工技術が求められるんですね🛠️
🌊 3. 河川工事 – 水害から地域を守る防波壁!
気候変動の影響もあって、河川工事はますます重要になってきています。
護岸工事:川岸をコンクリートや石材で補強し、氾濫や侵食を防止。
堤防整備:大雨や台風による増水に備えて、地域の安全を守る!
浚渫(しゅんせつ)工事:川底にたまった土砂を取り除いて、流れをスムーズに✨
最近では、自然と調和する「多自然型護岸」など、環境にやさしい工法も増えてきました🌱
🚇 4. トンネル工事 – 地下の可能性を切り拓く技術!
山を貫いたり、都市の地下空間を活用したり――トンネル工事は“見えない大工事”です!
山岳部のトンネル:地質や岩盤の状態を調査しながら、慎重に掘削。落盤防止や排水対策が重要👷♂️
都市部の地下トンネル:交通量の多い都市では、騒音や振動を抑えるために「シールド工法」などの高精度な技術が使われます。
地下鉄や高速道路の地下化、上下水道の配管、電力や通信ケーブルの整備も、実はこの分野に含まれるんですよ😊
✅ まとめ:土木の種類は暮らしを支えるパズルのピース🧩
こうして見ると、土木工事の世界は多種多様!
一つひとつの工種が、それぞれの場所で「安全・安心・快適な社会」を支えているんです🌍✨
道路で通勤できるのも、橋で街がつながるのも、洪水を避けられるのも、地下鉄が走るのも――
すべては土木の力💪💡
株式会社大伸工業では、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!
私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。
ぜひ求人情報ページをご覧ください。皆さまのご応募を心よりお待ちしております!
皆さんこんにちは!
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🛠️ 土木工事って何をしてるの?
「土木」と聞くと、工事現場での作業や重機の音を思い浮かべる方も多いかもしれません。でも、実は土木工事って、私たちの暮らしの“縁の下の力持ち”なんです💪
道路、橋、トンネル、河川、ダム、上下水道など、暮らしに欠かせないインフラ整備が中心。
建物のように「見えるもの」ではありませんが、社会の基盤をつくり、守る仕事なんです🌐
🚗 インフラ整備で生活を快適に
土木工事の一番の役割は、私たちが安全・快適に生活できる環境をつくること。
🚙 道路や橋を整備して交通の便を良くする
🚰 上下水道の設備で清潔な生活を支える
🏞️ 公園や河川の整備で安心できる地域を作る
特に道路や橋は、災害時のライフラインとしても重要。緊急車両の通行や避難経路としても機能します。
🌊 防災・治水で命を守る
近年、台風やゲリラ豪雨など自然災害が頻発していますよね💦
土木工事では、河川改修、ダム建設、堤防・護岸整備などを通じて、災害から命を守る工事も行っています。
これらは「災害が起こってから」ではなく、「起こる前の備え」としての大切な役割を果たしているんです⚠️
💼 地域経済を支えるパワーも!
土木工事は、地域の雇用や経済にも大きな貢献をしています。
作業員や技術者の雇用創出👷♂️
資材や機械の取引で地域企業も活性化🏗️
公共事業が地元にお金を循環させる💴
特に地方では、公共工事が“地域の柱”になっていることも。
「人」と「街」が元気になるためにも、土木工事は欠かせないんですね✨
📝 まとめ:見えないけれど、確かな支え!
土木工事は、毎日の生活を当たり前にしてくれる“舞台裏の主役”です。
道路があるから通勤できる。水道があるから清潔に過ごせる。橋があるから街と街がつながる。
そう考えると、土木って本当にすごい仕事ですよね👏
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さて今回は
~“速く・正確に・安全に”~
人手不足と短工期の時代、ICT土工は“特別な現場”ではなく標準装備です。本記事は、測量→設計→施工→検査の各所で“どこから入れると最短で効くか”を、導入順にまとめました。
目次
UAV写真測量:GCP(基準点)を最小でも4〜6点、遮蔽物の多い箇所は追加
レーザ(地上/搭載):法面・樹木下の地表形状が必要なときに有効
精度管理:既知点で検証点を設け、±数cmの残差を確認
成果:点群・DSM・オルソをCIMへ投入
基準面・線形・構造物を階層化(レイヤ)
設計断面→サーフェスを生成して出来形の判定面を定義
干渉チェック:ボックスカルバート・管路・擁壁のクリアランスを可視化
バージョン管理:設計変更のRev.履歴をCDE(共通データ環境)で統一
ブル/ショベル/グレーダにMC(マシンコントロール)/MG(マシンガイダンス)
土量・仕上げ面が厳しい盛土・路盤で費用対効果大
座標管理:ローカル座標と公共座標の相互変換を標準化
通信:フィールドデータはクラウド同期、改版は朝礼でQR配布
点群出来形:規格値±許容差でヒートマップ表示(NGは色で一目)
出来高集計:サーフェス差分で土量を算出→実行予算と連携
航測頻度:1〜2週に1回の定点飛行で工程管理を見える化
重機周囲の“仮想立入禁止”(GNSS+ビーコン)
バックホー死角アラート(カメラ/センサー)
ヒヤリハットは動画+座標で保存→再発防止教育に活用
騒音・振動をIoTセンサーで常時計測→ダッシュボード共有
濁水:SS/濁度の連続監視+自動記録(報告書が“ワンクリック”)
工程広報:週次のオルソ画像を使った「今週の進捗」掲示板️
部分導入:最初は土量管理+出来形判定に絞る
レンタル活用:MC機はピークのみレンタル→稼働率最大化
補助金・加点:要件に合えば加点・支援制度を積極活用(申請は設計データと成果物で準備)
点群ノイズ:水面・金属反射→マスク処理
座標ズレ:既知点の誤差→再観測・基準点の二重化
設計変更反映漏れ:CDEで承認フロー&朝礼で更新宣言
ファイル肥大:領域分割・LOD・点密度調整
GCP/検証点の配置図・観測記録
3D設計データ(サーフェス/線形)とRev.履歴
MC/MG機の座標設定・通信テスト
点群出来形の許容差と判定ルール
週次オルソの工程共有(所内/発注者/近隣)
センサー(騒音/振動/濁水)閾値と通知先
成果品の写真・図面・台帳の自動連番
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さて今回は
~安全・品質・工程・原価~
土木工事は**SQCD(Safety/Quality/Cost/Delivery)**の総合格闘技。どれか一つでも崩れると、現場は必ず揺れます。本記事は、着工前〜引渡しまでの実務を“そのまま使える粒度”で整理しました。明日の朝礼からどうぞ。
目次
現地踏査(埋設物・法面・湧水・通学路)
近隣説明(工期・作業時間・騒音/振動・車両ルート)️
仮設計画(ヤード・仮囲い・動線・消火器・AED)
交通誘導計画(警察/道路管理者協議・片側交互・保安灯)
雨天対策(仮排水・濁水処理・土のう・ブルーシート)️
施工計画書(工程・手順・機械・要員・検査計画)
測量・基準点(BM設定・丁張・3D座標管理)
安全衛生計画(KYT・作業手順書・リスクアセスメント)
今日の作業場所・内容・重機
危険ポイント3つ(挟まれ・転落・接触)
対策3つ(立入区分・合図員配置・足場点検)
指差呼称&復唱(合図の統一)「右良し・左良し・上良し!」
事故ゼロは“儀式”で作る。小さな型の積み上げが最強です。
土質と含水比を毎朝チェック(手揉み+簡易測定)
切盛りバランス:運土距離と待ち時間を短縮する土取り計画
転圧:層厚15–25cm×規定回数/ローラーの重ね幅1/3
仮排水:集水→沈砂→放流の線を先行施工(濁水対策)
試験:砂置換・平板載荷・CBR・路盤E値(必要に応じ実施)
鉄筋:ピッチ・かぶり・定着長の相互確認/写真はスケール入り
型枠:通り・水平・すき間・剛性(バイブの当て過ぎ注意)
打設:受入でスランプ・空気量・温度/供試体採取
振動:層ごと・規定秒数・重ね挿入/過振で離型水を出さない
養生:湿潤・保温・転圧振動の近接回避/仕上げ前に白華リスク確認
路盤:締固め度OK→路面散水で微粉固定
アス合材:温度・搬入時間を台帳化/敷均し→転圧は連携重視
継目:カッター直線・目地乳剤・温間ジョイント処理
確認:平坦性・厚さ・コア強度・密度/ライン引きは完全養生後
出来形:基準幅・高さ・勾配→丁張/TS/3Dで記録
品質:各種試験成績+是正履歴を1シート化
写真:着手前・途中・完了を同アングルで/EXIF・位置情報も活用
出来高カーブ(Sカーブ)×実行予算を週次更新
労務・重機の稼働率(待ち時間の見える化)
やり直し率(工数+材料)をゼロに近づけるPDCA
外注管理:出来形合格率・事故ゼロ日数・納期遵守で評価
定期広報:工程だより・夜間作業案内・QR問い合わせ窓口
環境:散水・防塵ネット・低騒音機・夜間照度の向き調整
防犯:仮囲い掲示・巡回・資材マーキング・監視灯
清掃:仮設撤去・舗装切継の段差・縁石周りの土砂処理
書類:出来形・品質・写真台帳・完成平面/縦横断・試験成績
検査:関係者立会→指摘は当日中に是正計画提示
労災・物損ゼロ日数
出来形合格率/一次合格率
工期遵守率(クリティカル工程の遅延日数)
やり直し率(%)
苦情件数/即日回答率
CO₂原単位・燃料使用量(任意)
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さて今回は
~経済的役割~
ということで、土木工事が果たす経済的役割について、様々な視点から掘り下げていきます。
私たちの生活に密接に関わっているインフラストラクチャー。その多くは土木工事によって築かれています。道路、橋、ダム、上下水道、港湾など、これら社会基盤の整備は単なる「建設」にとどまらず、日本の経済活動全体に対して多大な影響を及ぼします。
土木工事の多くは公共事業として実施されます。これは政府による需要創出策として経済政策の一環でもあります。不況期には積極的なインフラ投資が雇用と所得の増加をもたらし、景気回復の起爆剤となります。特に地方自治体にとっては、土木工事が地域振興の切り札となることも少なくありません。
土木工事には多くの労働力が必要です。現場作業員、設計技術者、資材供給業者、運送業者など、直接・間接的に多様な職種が関与しています。工事が行われることで一時的な雇用が生まれるだけでなく、建設機械や資材の需要も高まり、関連産業にも波及効果が期待されます。
土木工事が地方で行われる場合、地域経済に対するインパクトは非常に大きくなります。地元企業の参加や地元資材の使用が奨励されることで、地域内での経済循環が促されます。また、交通インフラの整備によって物流効率が向上すれば、企業の進出や観光客の増加にもつながり、長期的な経済発展が期待できます。
日本は自然災害が多い国です。土木工事による堤防の整備、斜面崩壊の防止、地震対策の強化などは、災害による被害を最小限に抑えるために不可欠です。これにより、災害後の復旧にかかる経済的損失を軽減し、社会全体の安定性を確保する役割も果たします。
近年では、単なる経済効果に加えて環境への配慮や持続可能性が重視されるようになっています。グリーンインフラの導入、カーボンニュートラルな材料の使用、省エネルギー設計など、土木分野でも持続可能な成長に向けた取り組みが進められています。
土木工事は単なる「建設業」ではありません。それは経済の血流を支える動脈であり、社会の安定と発展を下支えする基盤でもあります。私たちの目に見えにくいところで、多くの経済的・社会的価値を生み出しているのです。今後も土木工事の役割を正しく理解し、その持つ力を最大限に活用することが求められます。
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~多様化~
「土木」と聞いてまず思い浮かぶのは、道路、橋、トンネル、ダム…。確かにそれらは土木工事の重要な柱です。しかし今や土木は、「社会のインフラをつくる仕事」から「未来の暮らしを支える多機能産業」へと進化しています。技術や社会の変化とともに、土木工事もまた、多様化の時代に入っているのです。
近年、環境意識の高まりとともに「自然と調和する土木」が求められるようになっています。
グリーンインフラの導入
雨水浸透施設や都市型ビオトープなど、生態系や自然景観を活かした土木構造物が増加中。
低炭素・省資源型施工
再生材や透水性舗装、太陽光と連携したインフラなど、環境負荷を減らす設計が注目されています。
日本は自然災害の多い国。地震、台風、豪雨といった災害に備える土木技術の多様化が進んでいます。
流域治水や地下貯水施設の整備
まち全体で水を分散させる「分散型防災」の仕組みが整備中。
緊急対応型工事
被災地での応急工事や復旧作業に対応できる柔軟な体制と、ドローン・AIを活用した現場把握が進化しています。
「スマート土木」とも呼ばれるICT活用が急速に広がっています。
BIM/CIMによる3D設計・施工
設計から管理までを3Dデータで一元化し、ミス削減と生産性向上を実現。
自動化施工
ICT建機や自動運転ダンプ、遠隔監視技術により、危険な現場作業を効率化。
働き方改革の促進
デジタルツールの活用により、若手や女性が参入しやすい環境も整いつつあります。
土木工事は、地域社会の“課題解決の手段”としても重要です。
空き地活用・まちづくり事業との連携
公園整備や広場づくりを通じて、コミュニティ再生や観光振興に貢献。
バリアフリー土木
高齢者や障がい者にもやさしい歩道整備や点字ブロック設置など、福祉との連携も。
教育・体験の場としての土木
子ども向け建設体験イベントや出前授業を行う企業も増えており、社会理解の促進にもつながっています。
土木工事の多様化は、単なる作業内容の増加ではありません。防災、環境、教育、都市デザインといったあらゆる社会課題に向き合い、柔軟に変化していける“未来づくりの仕事”です。
かつて「土木=力仕事」というイメージが強かったかもしれません。しかし今、土木業界はクリエイティブで柔軟な発想が求められる分野へと進化しています。
インフラを支えながら、暮らしをデザインし、地域とつながり、未来を創る。そんな土木工事の多様化こそ、持続可能な社会を築くためのキーワードなのです。
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さて今回は
~主要な業務~
ということで、土木業界で行われる主要な業務を分類し、それぞれの特徴や注意点について詳しく解説します。
土木工事業は、人々の暮らしを支える社会インフラの整備や自然環境との共生を実現するために、多種多様な業務を担っています。
目次
道路の新設・補修・舗装などを行う工事で、もっとも身近な土木業務の一つです。
交通量の多いエリアでは夜間施工や交通誘導が必要
アスファルトやコンクリート舗装など材料選定が重要
平坦性や水はけ(排水勾配)など高い施工精度が求められる
川の護岸整備、堤防の強化、排水路の整備などを通して洪水や水害を防ぐ工事です。
季節(梅雨・台風)による施工計画の見直しが必要
コンクリートブロックや大型石材の据付作業が中心
流量計算や土留め計画など高度な設計知識が求められる
給水管・排水管・下水道などのインフラ設備を設置・更新する工事です。
地下埋設作業が中心で、他のインフラとの干渉に注意
作業中の水漏れやガス管接触のリスクに配慮
生活に直結するため、迅速な施工と丁寧な復旧が重要
橋やトンネルを新設・補修する大型構造物の工事です。
専門の重機・仮設構造物の利用が不可欠
長期間にわたる工期と高度な構造設計が求められる
地盤調査や構造解析など、事前計画が成功の鍵を握る
山を削ったり土地を盛ったりして、住宅や工場などの建設に適した地形に整える工事です。
切土・盛土の安定性評価が極めて重要
土壌の排水性や地盤支持力に関する検査が必要
環境保全や近隣住民との調整も業務の一部
公園、広場、歩道、緑地帯など、人の暮らしと自然の調和を図る土木業務です。
設計段階での景観性やユーザビリティが重視される
コンクリートと植栽の融合技術が問われる
地域ごとの特性(気候・文化)を反映させる工夫も重要
土木工事業には、道路や橋といったハードな構造物の施工から、河川整備、上下水道、外構設計まで多岐にわたる業務が存在します。それぞれの工種に独自の専門性と施工上の注意点があり、プロジェクトごとに求められるスキルや管理能力も異なります。
現場での安全性・品質・工程の最適化を目指すうえで、各工種の特性を理解することは極めて重要です。
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さて今回は
~地盤確認~
ということで、地盤確認の基本から現場での対応、注意点までを詳しく解説します。
土木工事の品質と安全性を左右する最も基本的かつ重要な作業の一つが「地盤の確認」です。地盤の状態を誤って評価すれば、沈下・崩壊・液状化などの重大な構造被害や災害を引き起こす原因になります。
目次
地盤の確認は、主に以下の目的で実施されます
安全な基礎設計のための地盤強度の把握
施工計画の適正化(機械選定・施工方法)
将来的な構造物の沈下・崩壊リスクの低減
過去の土地利用(農地・沼地・埋立地など)を確認
地質図・航空写真・地盤情報データベースを活用
土の色、匂い、水分含有状態を観察
地割れ、陥没、水たまりの跡がないかを確認
スウェーデン式サウンディング試験(SWS):住宅基礎に多用される簡易試験
標準貫入試験(SPT):N値により支持力を評価。大型工事に必須
平板載荷試験:現地で直接支持力を計測
採取した試料を用いて、粒度分布・含水比・圧縮試験などを実施
調査結果に応じて対策を講じる必要があります
地盤状態 | 推奨される対応策 |
---|---|
軟弱地盤(N値5以下) | 表層改良、柱状改良、深層混合処理など |
埋立地 | 支持層まで杭を打つ杭基礎 |
砂質地盤 | 液状化対策(砕石パイルや締固め) |
粘土層が分布 | 土留め・排水対策の強化 |
雨天直後の地盤観察は、表面の水分状態に惑わされる恐れがある
機械が入る前に、地盤の沈下や転倒リスクを十分評価する
造成地や宅地転用地では、盛土と原地盤の境界を見極めることが重要
建物や構造物の不同沈下
土砂崩れ、のり面の斜面崩壊
杭の打ち直しや基礎のやり直しによるコスト増
発注者・住民からの信頼失墜や損害賠償リスク
地盤確認は、土木工事の「最初にして最も大切な仕事」です。精度の高い調査と現場に応じた柔軟な対応が、工事全体の成功を大きく左右します。技術者としての信頼を築くためにも、時間と手間を惜しまない姿勢が求められます。
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~育成~
ということで、人材育成と人手不足の背景・課題・解決策を深く考えていきましょう。
今、私たち土木業界が直面している最大の課題――
それは、「人がいない」「人が育たない」「人が辞めていく」という三重苦とも言える「人手不足問題」です。
このままでは、地域のインフラを守る人がいなくなる。
目次
国土交通省の統計によると、建設業就業者の約3割が60歳以上(2023年)
一方、29歳以下はわずか11%前後という深刻な若年層不足
📉 あと10年で半数以上のベテランが引退する現実がすぐそこに迫っています。
夏の炎天下、冬の寒風、粉塵、騒音、重機…
世間からは「大変そう」「給与が安そう」「将来が不安」と見られがち
💬 実際には改善が進んでいても、イメージが更新されていないことが障壁となっています。
他産業と比べて週休2日制が進みにくい
賃金の安定性・評価制度の不透明さ
「下請け構造の中で自分の将来が見えない」という声も多い
📌 「やりがい」だけでは人は定着しない時代です。
「見て覚えろ」「背中を見て学べ」スタイルが根強い
忙しい現場で教育が後回しになる
マニュアルや育成プログラムが整っていない
👉 結果:新人が何を学んでいるのかすら把握できていない
技術力の高いベテラン=教育が得意、とは限らない
言語化や段階的指導、モチベーション管理などのスキルが不足
👷♂️ 教えられる職人がいなければ、育つ職人も育たないのです。
何を習得したら一人前なのかが不明確
昇給・昇格・資格取得と連動していない
若手が「このまま働いてどうなるのか?」と将来像を描けない
📉 こうして3年以内の離職率が高くなる構造ができてしまっています。
レベル | できること | 支援内容 |
---|---|---|
Lv.1 | 現場の基本動作 | 安全教育・工具名称 |
Lv.2 | 土工補助作業 | 道具の使い方実践 |
Lv.3 | 軽作業の段取り | 図面理解の基礎 |
Lv.4 | 施工班リーダー補佐 | 現場管理補助 |
Lv.5 | 職長・工程管理 | 資格取得・人材育成 |
📈 成長が「見える」ことで、やりがいと定着率が向上します。
掘削、型枠、コンクリート打設などの工程を動画で解説
イラスト付きの現場ルールブック
スマホで見られる「新人用現場ハンドブック」
📱 若手世代には“視覚重視型”の教育が特に効果的です。
教育担当に手当や評価ポイントを付ける
指導スキルを伸ばす社内研修の実施
教育=未来への投資と位置づける企業文化の醸成
👨🏫 「教える職人」が現場のキーマンです。
重機作業やICT土工の導入による省力化と工期短縮
施工管理と職人の業務分担・効率化
社会保険完備、資格支援、退職金制度の整備
💡「ここなら一生働ける」と思える職場が、最大の育成環境になります。
女性職人向けの作業環境改善(更衣室・軽量道具など)
外国人技能実習生・特定技能者への教育支援(多言語対応)
中高年の未経験者を受け入れる「リスキリング研修」
🌏 多様性を受け入れる企業が、人材に選ばれる企業になっていきます。
土木工事の魅力は、目に見える成果を社会に残せること。
道路、橋、公園、河川、防災設備そのすべてが未来に残る資産です。
でも、それをつくるのは「人」。
そしてその人を育てるのも、また人。
教育に時間を割けない
人材が辞めていく
若手が来ない
そんな課題に直面した今こそ、
「育てる文化」を社内に根づかせることが、未来への最大の投資なのです。
🔹 若手が来ない → 受け入れ体制ができていない
🔹 教えられない → 教える人を育てていない
🔹 辞めてしまう → 将来が描ける環境がない
これらすべてに共通するのは、“人への向き合い方”。
✅ 計画的な教育体制
✅ 成長が見える評価制度
✅ 多様な人材が活躍できる仕組み
これらを整えた会社こそが、
これからの土木業界で生き残り、地域を支えるリーダー企業となっていく。
次回もお楽しみに!
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さて今回は
~設計~
ということで、今回は、土木造成工事における設計について、基礎から実務、最新動向までを深く解説します♪
山林や田畑、傾斜地、空き地などを、宅地や建設用地へと整備する造成工事。
その土台をつくるのが、「造成設計」という重要な業務です。
造成設計は、ただ土地を平らにするのではなく、
地盤の安全性を確保し、
建物が建てやすい地形にし、
排水・道路・法面などを計画し、
各種法律に適合させる
という多面的な思考と高度な専門知識が求められる業務です。
目次
造成設計とは、自然のままの地形や未整備の土地を、安全かつ機能的な開発用地に整備するための設計業務です。
主な内容には以下のような要素が含まれます
土の切盛計画(切土・盛土・転圧)
擁壁・法面・排水施設の設計
道路や歩道、インフラ(上下水道・電気・ガス)の敷設計画
土地の区画割り、造成後の宅地利用に応じた整地計画
都市計画法、建築基準法、宅地造成等規制法などへの法的適合
📌 「土地の骨格をつくる設計」=造成設計。
その設計次第で、土地の価値と将来の安全が決まります。
地形図作成(1/500~1/1000)・標高・傾斜の確認
地盤ボーリング・表層地盤調査による支持力・地質・地下水位の把握
既存道路・水路・インフラとの接続条件の確認
📍 正確な「現況把握」がなければ、設計のすべてが崩れます。
土地全体の高低差を調整し、搬出入土量の最小化(バランス設計)
転圧方法・層厚・施工機械選定の検討
傾斜地では法面角度(一般に1:1.5~1:2)と安定計算を実施
🛠️ 無駄な掘削・埋め立てを減らすことで、コスト削減と環境配慮が両立します。
高低差がある場所にはL型擁壁・逆T型擁壁・重力式擁壁などを計画
土圧・水圧・地震力を考慮した構造計算と断面設計
法面には植生マットやコンクリート吹付け、のり枠工などの表面処理を計画
📐 擁壁の高さが2mを超える場合、確認申請または建築確認対象となるため設計は厳密に。
敷地内の集水計画(U字溝、側溝、集水桝)
公共下水道や水路への放流計画
豪雨時の浸水対策(調整池・雨水貯留施設など)
💧 雨水が流れず、水が溜まる土地=不良地。
「水をどう逃がすか」が造成設計の成否を分けます。
建築基準法に基づく幅員4m以上の道路接道計画
勾配・カーブ半径・縁石・歩道・交差点設計
車の進入・転回スペース(特に袋地・行き止まり地)の確保
🚗 車社会において、道路の設計=生活のしやすさと資産価値を決定する要素です。
上下水道・電気・ガス・通信の引込経路
既存インフラとの接続の可否、敷地内ルートと埋設深さの確認
インフラ工事に必要な事前協議・行政との申請手続き
📎 インフラ設計は、住環境の“見えない快適さ”を設計する仕事です。
宅地造成等規制区域内での無許可工事は違法
都市計画法の開発許可(500㎡以上)申請漏れ
環境影響評価や文化財調査の必要性確認忘れ
✅ 解決策:行政との事前協議・開発許可申請書のチェックリスト化
盛土不良・排水不良・転圧不足による不同沈下
豪雨や地震時の法面崩壊
✅ 解決策:施工段階での品質管理指示書と地盤安定計算の徹底
雨水排水の逆流・浸水クレーム
擁壁や境界杭の位置ズレ
✅ 解決策:隣地境界の測量精度向上・工事前の近隣説明会の開催
雨水を地中に浸透させる透水性舗装・浸透枡の採用
造成地内に緑地帯やビオトープを計画
土壌改良による植生回復とヒートアイランド対策
🌿 “環境にやさしい設計”が選ばれる時代になっています。
設計と施工の情報を3Dモデルで一元管理
干渉チェック・土量自動算出・ビジュアル共有によるミス削減
発注者や住民への説明がしやすくなる
💡 造成設計にも「図面からデータへ」の時代が到来しています。
地盤条件や土地形状に応じた最適な造成パターンを自動提案
大雨・地震時のシミュレーションで安全性を可視化
コスト・工期・環境影響をAIが分析
📊 将来的には、「最適な設計をAIと人が共同でつくる時代」も現実になるでしょう。
造成設計は、ただの土工計画ではありません。
それは「土地に命を与え、価値を生み、未来を支えるインフラを創る設計」なのです。
地盤を読む力
法律を理解する知識
地域と暮らしを考える想像力
施工との連携を前提とした設計力
この4つを兼ね備えた造成設計こそが、
安全・快適・持続可能なまちづくりの土台となるのです。
次回もお楽しみに!
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